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サイトの3つの測定——測れるものと、測れないもの

メトレのサイトには、周辺視野の広さ・反応速度・跳躍の速さという3つの測定があります。どれも技能の一面を数字にしたもので、一面であるぶん、こぼれるものもあります。この記事では、各測定が何を測っていて、何を測っていないのかを、競技の場面に沿って分けて整理します。測定は何かを約束するものではなく、いまの立ち位置を確かめる基準点として使うものです。

公開 2026-10-16

3つの測定は、技能のどこを切り取っているか

動体視力は、目そのものより、目を動かす筋肉と、それを操る神経の制御でできた技能です。ひとつの数字でまるごとを表すことはできません。メトレの3つの測定は、その技能を別々の角度から、一面ずつ切り取ったものです。

周辺視野の広さは「どこまで気づけるか」、反応速度は「合図が出てから動き出すまでの時間」、跳躍の速さは「目を一点から別の点へ移す速さ」。測っているのは、どれも動く対象に対する目の使いかたです。静止した状態での見えかた、つまり健診で測るような指標は、はじめから対象にしていません。

周辺視野の測定が数字にしているのは、気づける広さまで

周辺視野の測定でわかるのは、視野のどのあたりまで、現れたものに気づけたかという「広さ」です。この課題は、画面が視角でおよそ60度に届いて初めて成立します。60度は効果の約束ではなく、課題が成り立つための条件です。

一方で、気づけた広さは「そこに何かがいる」までを示す数字です。「どこに、どのくらいの速さで」までは、周辺の視野ではもともと粗く、測定もそこは表しません。広さの数字が大きくても、端で動くボールの位置や速さを正確につかめる、ということにはなりません。

反応速度の測定は、合図が出てから後ろの時間だけを数えている

反応速度の測定が数えているのは、画面に合図が現れてから、こちらが動き出すまでの時間です。この課題は必要とする視角が小さく、目安で10度ほどに収まります。

競技の場面で間に合うかどうかを分けているのは、多くの場合、合図が出るより前の部分です。相手のラケットや体の向きを読んで、どこへ来るか見当をつける——その先読みは、合図が出てから計り始める測定の外側にあります。反応速度の数字は、技能のうち後ろ半分だけを切り取ったもの、と受け取ってください。

跳躍の測定は、移す速さを計り、止まって見えるかは計らない

跳躍の速さの測定は、目を一点から別の点へ移すのに、どれだけ短い時間でいけるかを計ります。速く移せるほど、次の対象へ目を置き直すまでが短くなります。

ただし、目が跳んでいる最中は像が流れていて、細部はつかめません。測定が計っているのは「移す速さ」で、「移した先で像が止まり、はっきり捉えられるまで」は計っていません。速く移せることと、移した先で捉えきれることは別で、後者は数字には出てきません。

3つそろっても、測っていないもの

3つを足しても、こぼれるものがあります。

測定を基準点として受け取るために

測定は、できるようになったことの証明ではなく、いまの立ち位置を確かめる基準点です。基準点としてそろえておきたいのは、測るときの条件です。

効き目を決めるのは画面の大きさではなく、大きさを距離で割った視角です。設計上の基準は40〜50度です。毎回、同じ端末・同じ距離で測ると、数字のばらつきが抑えられ、基準点として比べやすくなります。

続けかたの目安は、1種目60〜90秒、週に3回ほどです。これは運用上の目安で、効果を裏づける研究に基づく数字ではありません。回数を増やすことより、正しい大きさ(視角)で行えているかが効きます。いまは測定結果を残す機能がないため、過去との比較や、変化を断定する言い方はしていません。

よくある質問

3つの測定で、動体視力の全部がわかりますか。

いいえ。各測定は技能の一面を数字にしたもので、3つ合わせても、試合での結果そのものや変化の記録までは表しません。いまの立ち位置を確かめる基準点として使ってください。

反応速度の数字が良ければ、試合でも間に合いますか。

測っているのは、合図が出てから動き出すまでの時間です。試合で効くのはその前の、相手を読む部分で、そこは測定の外にあります。数字は技能の後ろ半分と受け取ってください。

測定の結果はどこに保存されますか。

端末に保存され、あわせて結果の数値をGoogleアナリティクスへ送っています。個人を特定する情報は取得していません。プライバシーポリシー第5項で開示しています。

前回との違いを比べられますか。

いまは測定結果を残す機能がないため、過去との比較は端末側では行えません。1回ごとの、その場の目安としてお使いください。

静止した状態の見えかたは測れますか。

扱っていません。測っているのは、動く対象への目の使いかた(周辺視野・反応・跳躍)です。健診で測るような指標とは別のものです。

正しく測れているか、どう確かめますか。

効き目は画面の大きさではなく視角(大きさ÷距離)で決まります。設計の基準は40〜50度です。毎回、同じ端末・同じ距離で測ると、ばらつきを抑えられます。

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画面を較正する

いま見ている画面が何度に見えているかは、トップページでカードを当てて測れます。 較正した値はこの端末のブラウザに保存されます(アクセス解析に送るのは視野角・視距離の概数だけです)。

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